銚子へアフロキャベツの坂尾さんが手塩にかけた「アフロコーン」見にいってきました

6/29(金)銚子のアフロキャベツ坂尾さんのアフロコーン畑見学
ついでに、銚子の良いところを見てきました!

そろそろ市場カフェのブログ読者にはおなじみになってきているのかな?という銚子市。
その街づくりの中にあって、キャベツ農家として色んなブランディングに
挑戦している坂尾さんに会ってきました。

訪問したのは坂尾さんのキャベツ畑のはずだったはずだったのに・・・
いつの間にか一面のとうもろこし畑になっています。

「キャベツとトウモロコシは相性がいいらしくて、連作障害とかもほとんどないんですよ」
と坂尾さん。
どうりで、この時期銚子の畑にはトウモロコシが多いわけだ。

水産物の街としてまぐろとかイセエビが良く知られている銚子市。農産物では特にキャベツが
有名ですよね。
たくさんのキャベツ農家がトウモロコシを作っているのだから銚子の
トウモロコシも要チェックですね!

で、銚子のトウモロコシ。
坂尾さんのトウモロコシにどんな特徴がるんだろう、
 

まず、畑がめっちゃキレイ。
蜘蛛の巣とか、雑草とかあるイメージが強かったトウモロコシの畑。
通常は、うっそうと茂ったトウモロコシの間で日陰ができ、
蚊に食われることが多いんですけど、

坂尾さんの畑は、
交配が終わったら穂の部分を切ってしまいます。
 

この「穂(言い方違っていたらすみません!)」部分に虫が寄ってくるそうです。
さらに、背が高いことで日が当たりにくくなり、
余計な部分に栄養が行かなくなり、大きく実をつけるためにも重要な事らしい。

実に必要な栄養が行き届くという事は、
大きな実がつくという事。
実際、坂尾さんのトウモロコシは、ぎっしり実が詰まっているんです。

「7月から出荷できると思います。
いまはまだ小さいけど、1週間の間にもっともっと育ちますよ」と坂尾さん。

「まだ大きくなるんですか!?
出荷するときにはかなり大きめになる感じですね」と、
この日、一緒にやってきた船橋市場の山邦青果代表の浅沼さん。

海のすぐ近くの畑。
潮風のミネラルを豊富に含んだ土壌で育った、栄養たっぷりのトウモロコシ。
 

出荷するのは7月に入ってから。
市場カフェもしくは山邦青果で
予約をしていただいた方限定でお取り置きも可能です。

銚子の坂尾さんの畑から直接、船橋市場の山邦青果まで
トラックを走らせる贅沢な品です。

ちなみに、
トウモロコシの実って、
1本のトウモロコシの木(!?)に4つくらいしかつかないそうです。

上から1つ目を出荷。
2つ目は大きかったら出荷。
でも、先っぽには栄養が届かないので未成熟なままってことが多く、
スーパーでは先っぽを切り落として特価で売っています。
3つ目と4つ目が巷に出回っている「ヤングコーン」になるそうです。

今回、銚子市の農業青年たちが集まって、
ヤングコーンをピクルスにしてみようかという取り組みが行われます。

これまでは、3本目と4本目は未成熟になるからヤングコーンはそのまま
捨てることが多かったそうです。
単価が安くって、収穫の手間と出荷する時の箱とか考えると
赤字になってしまうようなのですが、ここにもビジネスチャンスがあるんですね。

実際に、食べさせて頂いたのですが、
ヤングコーンって甘味がしっかり乗っていて、
サラダとかに入っていたらうれしいと感じるような優しい味わいがありました。
 

僕は全然知らなかったのですけど、
ヤングコーンって、トウモロコシとは別のものだと思っていました…
トウモロコシの産地ってことは、ピクルスもたくさん出て来るのかな?

今度、商品化したヤングコーンのピクルスとトウモロコシの髭茶も販売開始するようです。
めっちゃ楽しみですよね。

もちろん、市場カフェでも販売しようと考えていますので、こうご期待!!

畑の見学をした後で、銚子グルメを堪能。

お寿司屋さんのあづま寿司。
アジのなめろうで評判のお店らしいです。
(↑坂尾さん談)

ところが、
アジのなめろうが品切れ!
そういえば、ここ数日風が強くって海も大荒れですもんね。

残念に思って、
でも海鮮丼(商品名は「大漁丼」)を注文。

銚子名物の伊達巻も注文して…

ちなみに、銚子の伊達巻ってほかの伊達巻と全然違うんですよ。
知ってますか?
 
↑ほら!あふろの形になっている!!

なんか、プリンみたいにプリンプリンとしているんです。
で、ご飯とセットになっていてフォルムもなんだかアフロヘアーみたい。

銚子の人とかモノが全部アフロになってるかのように感じる今日この頃。
注文が来るのを待っていたら、
若旦那が、「ちょっとだけあったので出しますね」ってアジのなめろうを
出してくれたんですよ。

「あの~、アフロキャベツの坂尾さんですよね?
前になにかで見ました!」ってあづま寿司のご主人。
(見たらわかるけどね、アフロだし!!^^)
地方って良いですよね~、船橋にもこういう人情って残っているけど、
地元の人たちのつながりってとっても素敵だと思います。

そんなこんなで
大漁丼食べて、腹いっぱいになって
船橋まで片道2時間半の小旅行をして帰ります。

と思っていたら、
「きんつばって食べたことありますか?」って坂尾さん。

「そりゃ~きんつばくらい食べたことありますよ」(山﨑)

「さのやのきんつばです。銚子のソウルフード」(坂尾)

「何が違うんですか??」(山﨑)

「じゃ、寄っていきましょう」(坂尾)

ということで、満幅の腹を抱えながらさのやのきんつばをつまみに。
   

つくっている厨房みたら、「ちょっときれいなおねいさん」たちが
たくさんいて、ひっきりなしに働いている。
  

「銚子のお土産としても、おやつ休憩にも人気の品なんですよ」(おねいさんの一人)

一目みて、「でかい!!」

子どものげんこつくらいある不細工な形した今川焼のようなものが出てきた。
たべてみると、
「うま~い!!」

黒蜜餡の上品な甘みが口の中に広がります。
大きいけど結構食べられちゃう!

なるほど、銚子の人たちに愛されているわけだ。

場所は銚子市街地のすぐ近く。
真言宗の大きなお寺「園福寺」のすぐ裏手。

園福寺は、大仏様と五重塔があるのですぐにわかりますよ。
(大仏様と五重塔って、法華経寺みたいだなぁ)


店名:あづま寿司
住所:銚子市三軒町8-21
TEL:0479-22-5961
営業時間:11時半~14時、17時~21時
定休日:火曜日
駐車場:近くに専用駐車場


店名:さのや今川焼き
住所:銚子市飯沼町6-7
TEL:0479-22-0150
営業時間:9時~16時半
定休日:水曜日※月一回日曜日休みあり
駐車場:不明。※目の前に路上停車で購入が多い様子。


施設名:飯沼山 園福寺(真言宗 )※飯沼観音とも
住所:銚子市馬場町293
TEL:0479-22-1741
営業時間:不明
定休日:無休
駐車場:あり