船橋在住の総合格闘技DEEPフェザー級最強のチャンプ「横田一則」が引退

7/1(日)船橋在住の総合格闘技DEEPフェザー級最強のチャンプ「横田一則」が引退
引退試合には船橋から100人近くの仲間たちが駆け付けた

船橋に住んでいるし、船橋の旭中学校出身という根っからの船橋っ子である格闘家・横田一則選手。
ここでは、横田くんと呼んでおきたい。
地元でいろんなイベントやボランティア、飲み会なども
一緒にやってきた僕の大切な仲間です。

その横田くんが、6月30日に「ディファ有明」で行われた試合を最後に引退することになった。

横田くんは、小学校の頃にいじめられっ子だったという。
それを払拭する為に一生懸命に柔道に打ち込んで、高校大学と段々と頭角をあらわしてきたそうだ。
大学では順天堂大学の柔道部主将として活躍。

卒業後も柔道家として活動、実業団にも入っている。大学時代のライバルだった中村和裕選手のPRIDE出場
に影響を受けて総合格闘技に転向。
その後、格闘家として華々しい活躍をしている。
2004年 DEMOLITIONでプロデビュー
2005年 DEEP 20 IMPACTでプロ初勝利
2006年 DEEP 27 IMPACTのライト級王座挑戦者決定戦で勝利、チャンピオンに挑戦できる権利を得る
2007年 DEEP 28 IMPACTで行われたライト級タイトルマッチで王者・帯谷信弘に勝利、王座獲得
2007年 club DEEP 東京でキックボクシングデビュー イ・デヨンに勝利
2008年 DEEP 35 IMPACTのライト級タイトルマッチで初の黒星

2011年 DEEP転向
2012年 DEEP 57 IMPACTでフェザー級王者に返り咲き
2013年 DEEP 61 IMPACTのフェザー級タイトルマッチで初防衛
2014年 DEEP DREAM IMPACT 2014のDEEP×パンクラス対抗戦で連勝記録を自身の記録更新の10に
その後、総合格闘技の選手として「相手の良いところを殺す」選手として、フェザー級最強の選手と
呼ばれるほどになっている。

総合格闘技の事はよく知らないけど、
父として、二人の子どもたちに極真空手を習わせ、娘を国際親善試合の型の部で優勝させ、
息子も千葉県大会で入賞するまでに育てている。
奥さんも剣道の達人で武道一家の横田家。

私生活では、酒にだらしがない一面も持っているが、
子煩悩で昼間にトレーニングをして、夜には介護施設で夜勤をしながら将来の夢に向かって資格を取る
ための準備を続けてきた努力家だ。

柔道家なので柔道整復師の資格を活かしてトレーナーになるんだろうなと考えていたら、
葛飾区に自身を慕ってついてきてくれる後輩たちと一緒に汗を流し、格闘技の世界で切磋琢磨する為の
「総合格闘技ジムK-Clann」をひらいた。

そんな横田くんの活動とか人柄にひかれた船橋の経営者仲間たちが、彼の最後の試合となる6月30日に
80人を超える大応援団で「ディファ有明」に集まり、試合後のリング上で一緒に写真を撮った。

ちなみに、この日の試合は横田くんの判定負け。
試合は5分3ラウンドで行われ、彼の古巣GRABAKAの年下の先輩・石川英司選手が対戦相手。

試合後のマイクパフォーマンスで横田くんが
「俺は負けてねぇ」っていうくらいに接戦した試合(横田くんは自分が優勢だったと主張)
試合直後から判定に対して意見を言う横田くんだったけど、
段々と観客がクスクス笑うように。

横田くんが主張すればするほど、
「試合の結果は演出だったんじゃないかな」という会場の雰囲気に。

交配の選手たちも順調に育ってきて、
子どもたちも自分の道でチャンピオンを目指すようになり、
事務の運営も軌道に乗っている横田くん。

いままでDEEPで一緒にやってきた運営側サイドで、あえて横田くんをさらす形にして、
「後輩たちに今回のリベンジをさせな」ってメッセージが添えられているような感じがした。


※この日で閉館になるディファ有明

ちなみに、今回の試合会場となったディファ有明は、この日を境に閉館するそうだ。
1988年にディスコ「MZA有明」としてオープンしたこの建物、その後物流拠点として使われたり
する時期を経て2000年に格闘技スタジアム「ディファ有明」としてOPENしたという。
この先は、建物の老朽化などを理由に取り壊され再建築などの予定はないという。

店名:総合格闘技ジムK-Clann
住所:東京都葛飾区亀有1-28-15
TEL:03-3690-4181
営業時間:11時~23時
休館日:毎月1日、11日、21日、31日
公式HP:http://k-clann.com/index.html