6月絵本の読み聞かせ 川瀬紀子さんのコラム

6月の川瀬紀子さんのコラム♪

今回お伺いした日は、真夏日!

「今日は歩いてきたんです!」

「あら〜暑いでしょう!今涼しくなるわよ〜」

と空調をつけてくださいました。
そして 先生はとっても冷たくて美味しいハーブティーをご用意してくださいました!

前回「灰かぶり」について、女性のプライド、悶々とした気持ちからの解放。
を書かせて頂きました。

今回は「7羽のからす」を紹介して頂きました。

女性が男性を助ける。という話。
世間一般では女性は男性に守ってもらうべきと考えられますが、
このグリム童話の中に出てくる七わのカラスでは、
妹が7人の兄を助けようとガラスの城の戸の開けるため、
自分の指を切り落としてまで鍵を開けるのです。
一見、怖い話なのかとも感じられますがこれは妹が兄7人に対する想い、何としても助ける。
という彼女の強さを表しているということなのだと感じました。

私はこのお話を読んで
女性は強いんだ!と、ただ主張するのではないということ。
男性が女性を助けるのが義務。とか
女性は弱いもので守られるものだ。とかそういう決めつけではなく
人間、誰しも弱い部分を持っている。その弱い部分を他者と支え合っていく。
その時の状況で自分の持ってる力の出し方が違うんだな。それでいいんだな。

それが人間なんだな。

と思いました。
私の捉え方が間違っているかもしれないけれど、私がもう少し年齢を重ねたらまた違う捉え方をするかもしれなかったり。誰と一緒に居るか。で感じ方が違ったり。
グリム童話や昔話って昔々からあるけれど、何年の時を経ても
共通して人間に何か伝えようとしているんだな。って深く感じました。

そして先生から私は音大で発声などを習ってきましたが、朗読の感情の持って行き方や声の使い方のアドバイスを頂き、表現の難しさと自由を学んだのでした。

6月の読み聞かせの会では私もその

「7羽のからす」を朗読いたします♪

ぜひ、いらっしゃってください!


次回の絵本の読み聞かせ講座

日時/6月13日(水)10時30分〜12時
場所/市場カフェ
参加費/500円(飲み物付)
*お子様連れもOKです!
詳細は下記Facebookページをごらんください。

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