SNSなどで話題の「携帯料金見直しアドバイザー」ってどんな仕事?どんな人??

7/20(木)SNSで話題の「携帯料金見直しアドバイザー」って??
市場カフェで8月8日にワークショップも

     

最近フェイスブックなどで話題になっている
「携帯料金見直しアドバイザー」を知ってますか。

船橋市内在住、
都内のFP事務所に所属する鮎原透仁さん(34)が立ち上げた仕事で、

一言でいえば、
「携帯電話の面倒くさい料金プランや、
アプリ、オプションの契約などを全部説明して、

 本当に必要なプランに最適化してくれる仕事」だ。

実はこの仕事、
現代社会ではかなり需要があるらしく、
鮎原さんは本業の保険セールスよりも
携帯料金見直しアドバイザーとして相談を受ける方が
圧倒的に多いのだという。


鮎原さんってどんな人??

全国有数の水揚げ量を誇る水産都市「銚子」で生まれ育ち、
銚子商業高校を卒業。高校時代は吹奏楽部でトランペットを担当。
卒業後は、
都内の中堅スーパーに事務職として就職。
人と接する仕事がしたくてアパレルなどへの転職を希望したが失敗。

その後、知り合いの口利きで飲食の個人店に入社。
準社員として働くようになるが、
個人の飲食店は給料も安く、手取りは16万円程度だったという。
「新店の立ち上げなども経験させてもらったが、
 ひどい時期は、毎日20時間ほど働いていた」
と、当時を振り返る。

しかし、
立ち仕事がたたって「ヘルニア」を患い退職。

その後も、
デパ地下の惣菜販売に就いたが名ばかりの正社員
働いても働いても生活が楽にならない日々が続いた。

「完全にワーキングプアでしたね…」
と寂しそうに当時を振りかえる。

療養がてら実家に戻り、
友人を集めBBQパーティを開催するなど
人生で初めて自由な時間を謳歌した。

並行して、
ハローワークで職業訓練の学校に通った。

ホームページビルダー、ワード、エクセル、
パワーポイントなどの講座を受け

社会人としての基礎知識を学び直した

しかし、この頃は生活に必要なお金が乏しく、
削れる固定費を徹底的に見直ししていた時期でもあった。

この時、携帯料金の見直しをするようになったのが、
今の仕事を生み出したきっかけだったのだという。

子どものころから気になったものはとことん追求する性格。
携帯電話の複雑な料金体系は、
鮎原さんの大好きな分野だった。

ハローワークの講座で無事就職。
心の中に澱のように溜まるなにかがあった。

その後、めでたく地元のメーカーで営業職に転職が決まり
6年務める内に安定した職と収入を得られるようになった。

しかし、鮎原さんの中には
「このままでいいのかな?
負けたまんまでいいのかな??」

という思いが募っていた。

東京で負けて帰ってきたという思いが
鮎原さんの中で葛藤を繰り返していたのだ。

その後、
子どもを授かり保険に興味を持つように。

「自分でとことん勉強するには
保険会社に入るのが良いだろう」

と転職。

FPの資格も取得、
保険のセールスとして活躍するようになった。

 

家計に大きなウエイトを占める住宅、教育、保健、通信費。
FPとして家計の見直しをアドバイスするようになると
月々の携帯電話の料金見直しが必要な事だと実感した。


最初は、
人に喜んでもらいたくて携帯電話料金の見直しは続けていた。

知り合いの見直しをして、
月2万7000円の支払いが、7000円になった時には
鮎原さん自身も驚いたという。


その後、口コミで広まり相談件数はうなぎ上りに。

それから、
半年の間に80人以上の携帯電話料金を見直しする事になった。

相談を受けたほぼ全員が月々数千円単位での削減に成功した。

「無理な売り込みをしなくてもよい。嘘をつかなくてもよい。
困っている人の相談に乗れる。この仕事は自分のやりたい仕事だ」
と、充実感を得た。

しかし、
当時の上司には、
「保険のセールスに集中してほしい」
と注意を受けた。

「仕事も大事だが、
 自分のやりたいこと、
やりがいを感じることをやりたい」
と悩む鮎原さんに知り合いの社長から声がかかった。

「携帯料金見直しを仕事にしたらいいじゃないか」
と、背中を押してくれた。


この時背中を押してくれたのが、
今所属している会社の社長。


今年4月に転職。

携帯料金の見直しを主の仕事に、
鮎原さんはFPとしても活躍している。

 

携帯料金見直しWS
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など、携帯料金に関する
「本当に聞きたかった話」を鮎原さんが解説してくれます。