【カフェ】九州最北端のカフェ「海峡カフェ オハフ33」は車両がそのままカフェ

9/17(日)九州最北端の「海峡カフェ オハフ33」
電気機関車の客車車両をそのまま使ったカフェ

関門海峡のすぐ下。

おそらく吸収最北端のカフェになるであろう
「海峡カフェ オハフ33」に行ってきた。
 

写真の掲示板によると、
昭和36年6月に鹿児島本線門司港~久留米の交流電化が完成、
同時に山陽本線の小郡(現在の新山口)~下関間で直流電化
が完成。

その間をつなぐ関門トンネルで使用する電気機関車として
開発されたのが「電気機関車EF30型」。
当時これに接続されていたのが「客車オハフ33」。

製造は、日本車輛。全長19,500mm、最大幅2,900mm、
最大高2,860mm、重量31,000kgというこの車両を
そのままカフェにしているのが
「海峡カフェ オハフ33」(客車カフェとも言うらしい)。

客車のイメージを崩さないように、なるべく当時の状態に
近い形で車両を改造。電車に乗っているかのようなカフェ。
 

メニューは、ホットコーヒー、氷で薄めないアイスコーヒー、
コーラやオレンジジュースなどのソフトドリンク。
アサヒスーパードライやノンアルコールビールなども置いている。

この日のフードメニューは、
北海道産生クリームとベーコンのなめらかカルボナーラ
高知県産ゆず果汁のゆず香る和風醤油
オリーブオイルとベーコンとほうれん草のペペロンチーノ
それぞれ600円でパスタを3種提供していた。

「この日の」っていうのは、
現在このカフェを運営しているのが、
4人のマスターだということから。
日替わりでメニューも変わるそうだ。

この日、カウンターに立っていたのは、
自身も移動販売車で「もちもちベビーたい焼き」(350円)を
販売している櫻木直昭さん。

九州や西日本を中心にイベントなどに出店しているそうだ。

どこかで、
もちもちベビーたい焼きを売っている移動販売車がいたら、

きっと櫻木さんだと思う。

オリジナルのたい焼き機をこのオハフ33にも持ち込んで
カフェメニューの一つとして
販売している。

さて、
この車窓から眺める風景だけど、
まず、関門海峡の向こうには山口県側の陸地が見える。

そしてその関門海峡を
大きなタンカーが通過していく様子を車窓から眺めて
ゆっくりコーヒーを飲むことができるのは贅沢ですね。

そして、このカフェの裏手には、
九州最北端を走るトロッコ列車の終着駅も。
この列車に乗るために遠くからやってくる人にとって
このトロッコ列車と、客車カフェのコラボは
たまらない思い出になるはず。

昭和30年代の車両なので、
木の温もりがそのまま伝わってくる感じの内装。
鉄道ならではの、機能的なテーブルや
ハンガーフックなども便利に使うことができる。

おそらく後から造作したと思われる「カウンター」が
キッチンにもなっているようで、

車内にコーヒーやパスタが香ってくると何とも言えず、
ぜいたくな旅気分に浸れる。

店名:海峡カフェ(客車カフェ) オハフ33
住所:北九州市門司区門司 めかり公園潮風広場
営業時間:10時~16時半
(3月中旬~11月下旬の土日祝、春休み、GW、夏休み)